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四畳半神話大系のここがおもしろい!【森見登美彦作品】

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こんにちは。メガネもりです。

あなたは、森見登美彦作の『四畳半神話大系』を読んだことがありますか?
読めばわかりますが、この作品はなぜか妙な魅力にとりつかれてしまうんです。

本当にまた読みたくなる物語で、主人公のことを自分のことのように思ってしまい、日々がループしていくような気がします。

そして、読んでいると無性に京都に行きたくなります。
京都に行って、聖地巡礼したいですね。

今回は『四畳半神話大系』のおもしろさについて書いてみます!

舞台は京都

『四畳半神話大系』の舞台は京都なんです。
下鴨神社や鴨川、五山の送り火など、実際に京都にあるものが作中に出てきます。

私が四畳半神話大系を初めて読んだのは高校生のころでした。
そのときに、作中に出てくる下鴨神社などを調べてみて、イメージをふくらましていました(笑)

京都には今まで2回しか行ったことがないのですが、四畳半神話大系を繰り返し読んでいると街並みが想像できて、何度も行っているかのような気分になります。

主人公の「私」

四畳半神話大系の主人公は「私」という、しがない男子京大生です。
またこの「私」のダメさがいいんですよ(笑)

私(メガネもり)もダメな男なので、主人公の「私」にはかなり共感できます。

モテなさなんて特にです(笑)
非モテクズ野郎という称号を与えてもいいくらいの大学生なんです。(言いすぎました・・・)

この主人公が、平行世界でいくつかのサークルに入るのですが、どのサークルに入っても結局はバラ色のキャンパスライフとは程遠いものになるのが笑えます。

高校生のころに読んでいた私(メガネもり)は、「やばい!自分もこうなりそう!」と思いました。
まあ、案の定バラ色とはいえないキャンパスライフを過ごしました(笑)

悪友の「小津」

主人公の「私」には、性根の悪い友人の「小津」という男がいます。
この「小津」が、四畳半神話大系のなかではキーパーソンといっていいほど、いいところで出てきます。

この「小津」はいろんな人を敵にまわす、いわゆる嫌われ者なんですが、どこか憎めない愛されキャラなんですよ。
読めばわかりますから、読んでください!憎めません!

主人公の「私」も「小津」には口が悪いですが、ふたりの友情を感じられます。
最後のほうの「小津」が川に落ちるシーンなんかは、ちょっとだけ泣けます。

キラキラとした青春の友情物語ではないですが、しがない大学生のへなちょこ友情ストーリーみたいな感じで、ある意味泣けます。

マドンナの「明石さん」

四畳半神話大系では、主人公「私」が心奪われている、マドンナの「明石さん」という女性が登場します。
「明石さん」は「私」の後輩なんですよ。

モテない大学生にありがちな、後輩に手を出すという例のあれですね(笑)
私もよく考えたものです。(クズです・・・)

そんな「明石さん」は蛾が大嫌い!蛾を見るとガクブル震えだします(笑)
そのシーンはかなりおもしろいです。

四畳半神話大系では、「私」と「明石さん」の恋愛ストーリーにも注目しちゃいますよ!

アニメ版もおもしろい!!

四畳半神話大系はアニメ化もされています!
2010年4月から7月にかけて、フジテレビ『ノイタミナ』枠にて放送されていました。
全11話からなる、大作ですよ!

なんといっても、私は絵が好きですね。
登場人物ひとりひとりの顔が、まさに本を読んでいたときにイメージしていたような顔でおどろきました!

そしてアニメになっても、とにかくおもしろい!
そしてめちゃくちゃヘンテコです!

また観たい!と思わせる妙なパワーを感じます(笑)